マグノリアカンパニー

「映像」を創生した人々

眼に見えるもの、耳に聴こえるもの、それがすべてではありません。
わたしたちは、絵と音が時間という器の中を流れ続ける創作物を作ってきました。
ややこしい言い方ですが、端的に言えば、「映像」です。

1877年、流れては消えていく“音”を記録し、さらに再生する画期的な機械がトーマス・エジソンによって開発されました。
当時の人々には信じられない大発明です。

なにしろ少し前に聴こえた音や言葉を再び耳にすることができるのです。
まるでタイムマシーンが過去を連れてきたよう驚きです。

1891年、エジソンは万人をさらに驚愕させる装置を発明します。
動く絵を記録する「キネトグラフ」その動く絵を見せるための「キネトスコープ」。
彼は、光と音と時間を自在に操る魔術師となったのです。

さらに、1894年、エジソンに刺激を受けたフランス人の兄弟は、多くの人が集まる場で動く絵を鑑賞できる装置「シネマトグラフ・リュミエール」を開発しました。映画館の始まりです。
先人たちの類いまれなる才能によって、私たちは「映像」という術を手にすることができました。

それから百数十年の時を経て、その術は、掌に収まる装置で絵と音を記録し、世界中に拡散できるまでに進化しました。

彼らの偉業が現代の映像文化の礎であり、さまざまな傑作を産み出す起源となっています。

映像をつくり続ける私たちは、単に絵と音を重ねてつくるだけのコンテンツではなく、絵と音を操りながら、眼に見えるもの、耳に聴こえるものばかりではない“奇跡”にたどり着きたいと常に思っています。

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